映画「ミッション:インポッシブル2」ハトがいい。（ネタバレあり感想）

オススメ度7/10（１０点満点）

ストーリー

バイオサイト製薬の研究員であるネコルヴィッチ博士は、同社で開発されたキメラウィルスと、その治療薬ベレロフォンを携えてシドニーに飛行機で移動することに。
あまりに危険なウィルスのため、身の危険を感じイーサン・ハントに護衛を依頼。
しかし、実際に護衛に来たのはショーン・アンブローズだった。
キメラウィルスを狙っていたアンブローズは、その途中で飛行機を事故に見せかけ墜落させる。

そんな状況下、休暇中だったイーサンは、アンブローズに強奪されたと見られるキメラを奪取するミッションを受ける。

しかし上司の示した作戦は、アンブローズの元恋人のナイア・ホールを彼の元に潜入させるというものだった。
イーサンはナイアに危険な役回りを担わせることをためらうが、なんとか彼女の協力をとりつける。

そして、イーサン・アンブローズ・ナイアの三人を軸にウィルス争奪戦が幕を開けるのだった。

キャスト/役名

トム・クルーズ（イーサン・ハント）/ダグレイ・スコット（ショーン・アンブローズ）/タンディ・ニュートン（ナイア・ノードフ=ホール）/ヴィング・レイムス（ルーサー・スティッケル）他

監督

ジョン・ウー

時間

123分

感想

前作とは、打って変わってサスペンス感ゼロ？

今回は、当時脂がのりに乗ってるジョン・ウー監督作。

香港では「男たちの挽歌」。ハリウッドでは「フェイス／オフ 」と
男の子のハートをガッチリ鷲掴みにした巨匠を起用。

そのせいか、オープニングの変装はまだ良かったけど、以降特にサスペンス感はゼロ。

終盤、敵のアジトに潜入したイーサンも敵に捕まりピンチに陥ってしまったが、
実は変装させた敵でしたって、シーンも何か変に盛り上げすぎて、

と、モロバレ。

全体的にチームじゃなくて、イーサン一人孤軍奮闘、無双してる映画なんで

と変な安心感で全くハラハラしない。

前作のサスペンス感が気に入って、そのまま2に突入すると、肩透かし感がハンパない。

観たいのはこれじゃない感が、すんごい。

でも、どんな映画でも「ハトを飛ばさずにはいられない」ジョン・ウー監督のこだわりと

と言わんばかりの二丁拳銃やスローモーションは大好きです。

俺様全開！ただただカッコイイトム様。

サスペンス感は無い変わりに、アクションは全開。

オープニングのロッククライミングからのスタートで、観客の度肝を抜いて、
しばらく経ってからのナイアの車と車のランデブー（古）。

いいんです。カッコイイんで。車の運転俺凄いでしょ？って聞こえてきます。

そして、ストーリーの肝のキメラウィルスと解毒剤ベレロフォンを巡り、製薬会社に潜入するイーサン。

敵の読み通り屋上から垂直落下する前作を思わせるシーン。

ね。カッコイイでしょ？身体はってる俺。と聞こえてきます。

その後、敵の襲撃を受けキメラウィルスを渡さないように自分の身体に打ってしまうナイア。

「必ず助けに来る！」と一人脱出するイーサン。

終盤まもなく、敵のアジトに侵入しベレロフォン奪ってアンブローズとの最終決戦。

盗んだバイクで走り出します。

バイクで爆走する俺。カッコイイでしょ？（以下略）

縦横無尽に行われるバイクチェイス。

って島で大暴れ。

いいんです。途中でバイクのタイヤがオフロード用に変わっても。

そんなバイクチェイスも終わり、最後は素手のタイマン勝負。

体術を磨き上げたイーサンのアクションが光ります。

どうよ？素手で戦える俺、カッコ（以下略）

このタイマンの決着は、

っていう「今までの素手のケンカは何だった？」と思わざるを得ない銃でフィナーレ。

ええ。いいんです。トム・クルーズがかっこよければ全て良し。

あれほど「そのうち発症するかも！」って、断崖絶壁に一人いたナイアがキメラを発症することもなく
しっかり間に合って、ベレロフォン打ってハッピーエンドです。

まとめ

ミッション・インポッシブルから続けて観ると「おっおう…。」って感じに、
なる映画ではありますが、単体で観ると以外と楽しめるアクション映画です。

細部の演出にジョン・ウー節が出てるので、そこに引っかからなければ、
あとはトム・クルーズのかっこよさを心行くまで堪能できます。

どっちも好きなんで、世間の評価より好きな映画でした。

こんな方にオススメです。

• 一本でも、好きなジョン・ウー映画がある方
• 若かりしトム・クルーズを堪能したい方
• シリーズ屈指の分かりやすい話とアクションで2時間楽しみたい方

今日もいい映画、ごちそうさまでした！

Amazonプライムビデオは、こちらからミッション：インポッシブル 2