オススメ度 9/10(10点満点)
何度観ても、熱い闘牌シーンが素晴らしい
オックスクラブのバーテンダーは
あの○○○○だ!?
Amazonプライムビデオは、こちらから麻雀放浪記
ストーリー
戦後まもなく。就職する事をせず日銭を稼いで生活していた「坊や哲」は、とある道中いきなり男に襲われる。
その男は昔働いていた工場で博打仲間の「上州虎」だった。
日銭を稼ぐため虎に「何かいい賭場は無いか」?と聞いた哲はチンチロ部落を紹介される。
そこから「ドサ健」との出会いをきっかけに賭博の世界に足を踏み入れた「坊や哲」は
「ママ」や「出目徳」らの出合いによって麻雀に深くのめりこんで博打打ちとしての腕をあげていく。
様々な思惑が交差しながら、全てが噛み合ったタイミングで「ドサ健」、「出目徳」、「女衒の達」らとの
最終決戦果青天井麻雀は、意外な結末を迎えるのだった。
キャスト(役名)
真田広之(坊や哲)/鹿賀丈史(ドサ健)/加藤健一(女衒の達)/名古屋章(上州虎)
高品格(出目徳)/加賀まりこ(オックスクラブのママ)/大竹しのぶ(まゆみ)他
監督
和田誠
感想
麻雀やる人なら、大変面白く見れると思いますが、やらない人でも、麻雀だけでは終わらない群像劇だったり、
一人一人の、博打(主に麻雀)を通じて開花される生き様だったり見どころ満載。
マジ、傑作かよ
まずは「坊や哲」
初めは違和感しかなかったけど(失礼)、終わってみれば「真田さん最高」
最初の中学生?から始まり、物語の終わりに向かってメキメキと博打打ちに成長していく姿は
まさに「坊や哲」の名前にふさわしい。
割りと周りに流されながら生きてる感じですが、出目徳から離れてからの一匹狼ながらも、
周りと協調していく世渡り上手感が、とにかく素晴らしい。
うろ覚えな知識で申し訳ないですが、当時の裏芸(イカサマ)で天和やるには「ニのニの天和」しか無く、
やるなら二人で協力することが必要の時代。
そこで一人でも天和を上がるために考案された「燕返し」を
「師匠とも言える出目徳の前でやってのける坊や哲に、そこに震える憧れる」です。
初見は、ほんとにびっくりした
その燕返しを作り出す麻雀指導に、桑原清太氏・荒正義氏・そして伝説の雀鬼 桜井章一氏。
リアリティあふれる裏芸再現は、今では貴重な映像かも。
つぎに「オックスクラブのママ」
坊や哲が成長するキーとなるオックスクラブのママ。
演じるのは加賀まりこさん。白黒映画でも映える超絶美人。
坊や哲に「通し」の指導を行いコンビ打ちを伝授し惚れられる相当難しい役どころですが
加賀まりこさんしか出来ないんじゃないか?と思うぐらいピッタリ。
カモられて河原で吠えるところは名シーン。
その後草笛吹くのは謎でしたが
元禄積みをするシーンは、若干ぎこちないかな?と思いますが、
対局シーンは流石の牌さばき。カッコいいです。
Amazonプライムビデオは、こちらから麻雀放浪記
そして「ドサ健」
いまでも友人と二人でセリフを暗唱出来るぐらいハマり、一部マニアには絶賛されるメジャーなシーン(?)
出目徳&坊や哲 VS ドサ健&健の手下 戦で、繰り出される「ニのニの天和」×2回。
そこでドサ健の
ふざけるなっ!
見た目落ち着いているようで、中身はギラついてるドサ健の芝居は本当に素晴らしい。
絶対コレ偶然だろ
って思う天井の電灯に頭が当たる所は、「狙って出来る芝居じゃない」
まさに神がかりの演出。
全編通して、表面上の振る舞いと内心が違うことが多い難しい役どころですが、
鹿賀丈史さんの表情とかしぐさがピッタリハマります。
映画最後の「身ぐるみ剥ぐシーン」は、
マジで怖い。
最後に「出目徳」
見た目全然普通のお爺さんなんですが、技の技術とときおり見せる
凄みのギャップがたまらない。
そいつがそう抜かしたんだな。インチキだから払えねぇって。
の麻雀牌を叩きつけるシーンは、何度見ても飽きません。
実際に、そんなお爺さんいたら度肝を抜かれる事間違い無し。
そんな出目徳。
最後に九蓮宝燈を上がりますが、
「この役満上がると○ぬ。」の都市伝説の元ネタになった気がします。(未確認)
あまりにも希少な役満なので、そんな伝説に発展したと思いますが、
「友人は2回。自分は1回上がったことある」ので、まぁ安心してください。
今でも何とか
生きてます
実は一番大事なキャラ?「上州虎」
オープニングから坊や哲に絡み、その後も出目徳の家に居候し、最後も面子が欠けたら現れる
生命力たくましい戦後の日本人、「上州虎」。
演じるのは故名古屋章さん。その風貌と片手が不自由なキャラですが
バリバリの存在感を画面に焼き付けます。でも
基本的に博打に強くなさそう
オープニングの「少年の歳で半丁勝負」で勝った時
よーし!
と自分をビンタするシーンのモノマネは、知ってる人には大ウケすること間違いなし。
エンディングで出目徳亡き後、麻雀に参戦しようしますが、
多分勝てないんだろうな…
まとめ
全編通してモノクロで、なおかつ今見ると女性の扱いが酷いので人を選ぶ映画かもしれません。
ですがストーリー、キャスト、監督の演出、全てが噛み合った映画で
麻雀知らなくても面白かった。
とレビューもあるほどです。
劇場で見た事は無い自分ですが、TVで流れた時にビデオ録画(古)して文字どおり
「テープが擦り切れるまで見た映画」の一つ。
TV放映時、故水野晴郎さんが女衒の達の台詞について語っており、
いざ鑑賞したら、そのシーンカットされて、
言って無くない?
と思ったのもいい思い出です。(記憶違いなら、スイマセン)
この映画はこんな方にオススメです。
- 麻雀が好きな方
- 人間の熱い生き様が見たい方
- 何か面白い邦画をお探しの方
そして色々漫画化されていますが、
これが一番好き。
もっと映画の続きを寄こせ‼
そんなドハマりしたアナタは、原作いってみよう。
今はこんなのあるんですね…。知らなかった。
色川武大・阿佐田哲也 電子全集2 麻雀放浪記 完全版『麻雀放浪記』(青春篇・風雲篇・激闘篇・番外篇) Kindle版
ドサ健ファン必見‼
今日もいい映画、ごちそうさまでした!
Amazonプライムビデオ麻雀放浪記をどうぞ。
U-NEXTは、こちらから観よう。麻雀放浪記
まだAmazonプライム会員では無い?
そんな貴方は
30日間無料で色々体験しよう。
公式ホームページからどうぞ。
今すぐ、チェックします!
安心してください。
無料期間で解約すれば
料金は一切かかりませんよ
映画も本も、そして送料もお得!
詳しくは、Amazon公式ページへGO!
本が読みたくなったら、すぐ読める。
映画も漫画もアニメもドラマも
楽しみたい‼そんな貴方には、
無料トライアル実施中!<U-NEXT>
オススメですよ
公式サイトは、こちらから。
本ページの情報は2024年12月時点のものです。
最新の配信状況はU-NEXTサイトにて確認ください。