配信もいいけど、映画館で観たかった。映画「RRR」

オススメ度9/10（１０点満点）

超ざっくりストーリー

1920年、英国植民地時代のインド。英国軍に村の娘をさらわれて、助けに向かう「羊飼い」ビーム。ある理由で英国側の警察で出世を目指すラーマ。そんな二人が親友となり、各々を役割を果たすべく奮闘するが、男たちは自分使命のため究極の選択を迫られる。果たして友情か？使命か？

キャスト/役名

N・T・ラーマ・ラオ・Jr（コムラム・ビーム）/ラーム・チャラン（ラーマ・ラージュ）/アジャイ・デーヴガン（ヴェンカタ）/アーリヤー・バット（シータ）他

監督

S・S・ラージャマウリ

時間

182分

感想

ヒトヒトヒト

って感心するぐらいモブキャストが、
もうウジャウジャって表現しか出来ない圧巻の人数。

多少CGで盛ってるかも（未確認）ですが、半端ない。

序盤ラーマが守ってる所に押し寄せる暴徒化した民衆が
日本では絶対に出来ない人数で襲いかかってくるので圧力しか感じない。
怖すぎる。合わせて土地も広すぎ。

その他、何気ないラーマの婚約者シータが村人から状況説明を求められるシーンでも、
恐らく日本の演出だったら3〜5人ぐらいで済まさせるとおもうんですけど、
軽く10人以上現れて、一人がしゃべってその他は台詞無し。

更に、その都市を支配しているから屋敷がスゴいのは仕方ないけど、

まるで王宮のように広すぎる。

そこにいる部下やら護衛やらもヒトヒトヒトで
人数半端ないんですけど！

姪っ子の誕生日パーティーも尋常じゃないくらい人が居るので、
なんか観てるだけでクラクラする。

厨二病をくすぐる演出多数

物語序盤。連れさられた娘を奪還するために、
送られた「羊飼い」の設定がかっこよすぎる。

ゴーンド族の娘奪還のため、村のために命懸けで群れを守る羊飼い。
朝も夜もなく雨風に耐え、渓谷を駆け必ず娘を探し出す。
虎が食おうとすれば…その歯を砕き、頬を裂いてでも、その子羊を連れ戻す。

そんなくだりからの次のシーンは、羊飼いVS虎。
さぞかし大暴れするかと思ったんですが、戦ったとき。
別に歯を砕く事も無く、頬を裂くわけでもなく、

割りと普通にパワーで戦ってました（笑）

また、ちょいちょいコレかっこいいでしょ？
ってポージングとカットとキメ顔があって、観てて飽きない。

映画のストーリーよりもバズった気がする「ナートゥダンス」のシーンは、
導入の
「ラーマの情熱的なドラムから、ビームの肩に手を置くポージング」
なんかマジで最高。

そこでのセリフが「”ナートゥ”をご存じか。」ですよ。

そっからのダンスバトルは、圧巻。歌って踊るバトルなんですが、最終対決で
ラーマがビームのためにわざと負けるのが、テンプレートだけどグッとくる。

後半の子羊奪還作戦とかも、ヤバくて熱いシーン。

猛獣を一気に解放して混乱させる所も

と思ってたら、普通にビームに襲い掛かってくる演出とか
凄すぎる。よく考えたら当たり前なんだけど、あまり描かれた事無い気がする。

想像以上に、骨太なストーリー

観る前までは、歌って踊るいつもインド映画かと思ってましたが割りと踊りは控えめな印象。

だけど、ストーリーが思った以上に重厚で熱かった。

全く違う生き方の二人のいきさつから、
相手の正体も知らずに、とある少年を助けたところから意気投合。

親睦を深めながらも実は敵対関係って、

万人受け間違いなしの、分かりやすいストレートなシナリオ。

そしてお互いの思いが交錯しながらの両雄激突は、
わかっていながらもムネアツ展開。

そしてお互いの思いと使命が相手に伝わった時の感動ったらアナタ！

何かざっくりストーリーを文字にすると短い気がするが、
これを3時間みっちり描く所もスゲェが、全くダレることなく突っ走るので
時間を忘れて観てしまう中毒性もヤバい。（語彙力無し）

まとめ

と敬遠するのはマジで勿体ない傑作。

圧巻の画作りや熱いキャラ（最初は誰が誰だか分かりづらいですが）が、
3時間の長丁場を突っ走り

日本じゃあまず出来ないスケールのデカさを楽しめる、こんな映画は他にありません。

鍛え抜かれた肉体バトルやCGながらもリアリティある動物たちも素敵。

まさにこれぞエンターテイメント。

熱い友情を楽しむの良し、ダンスを楽しむも良し、
無駄にカッコイイキメ顔を堪能するも良し、
ゴリゴリのマッチョを楽しむの良し、
どこ観ても見所満載で楽しい時間を過ごせます。

今日もいい映画、ごちそうさまでした！

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