オススメ度8/10(10点満点)
昔はVol.2が好きだったけど、今ならVol.1が面白い
ストーリー
妊娠を機に組織から足を洗い、心機一転結婚式を挙げることになった一人の女。
その結婚式リハーサル中に、所属していた組織のボス「ビル」とその手下四人から襲撃を受けてしまう。
婚約者である夫や参列者は皆亡き者にされ、女も壮絶なリンチを受けて倒れる。
その後、警察が来てその女の素性が分からないことから「ザ・ブライド」と呼ばれる事になった女。
そんな彼女も四年間昏睡状態だったが、奇跡的に目覚める。
ザ・ブライドと呼ばれる女は自身にされた仕打ちに対し、
組織のボス「ビル」と四人の手下に復讐するべく立ち上がるのだった。
キャスト(役名)
ユマ・サーマン(ザ・ブライド)/デビッド・キャラダイン(ビル)/ルーシー・リュー(オーレン・イシイ)/千葉真一(服部半蔵)/GOGO夕張(栗山千秋)/田中親分(國村隼)/小路親分(北村一輝)/クレイジー88(田中要次、高橋一生)他
監督
クエンティン・タランティーノ
感想
10年振りに観たら、グロいよりも笑える
公開当時の若かりし頃。初めて観たときは、グロ過ぎて面白いけど割とキツく感じて、
なんかちょっと違う。
と思って二度目は観てませんでしたが、
ちょっとBlu-ray安かったので買ってみたら
何これ。めっちゃ面白い!
序盤の復讐カンフーからタランティーノ節炸裂。
ゴリゴリの戦闘中に、子供が帰って来たと思ったら以心伝心バリに、戦闘中断して普通に友達ぶったり、
沖縄で寿司屋の服部半蔵(サニー千葉)って、どこをツッコんでいいか分からないキャラ設定だったり、
その道中の飛行機。
いつから飛行機日本刀持ち込み可能だったんだwww
の、意味不明な演出だったり、
東京に来てからの青葉屋で切って切って切りまくる血煙舞う怒涛の展開で
改めて観ると「リアリティのかけらもない過剰演出」が、
やりすぎてて思ったよりグロく感じない絶妙なさじ加減。
まあ、R15指定ではありますが、大人だったらあのやり過ぎが逆に笑えます。
そんなに血出ねえよ。と
そしてオーレン・イシイとの最終決戦は窓を開ければ雪。
沖縄行った時、Tシャツ来てたよね。沖縄だけそんなに暑くないよね。
東京来たとき、そんな時間経ってないよね。
ツッコミどころ満載で全編通して楽しめます。
秀逸なアニメパート
制作は攻殻機動隊ラバーな私としては、リスペクトしてやまないプロダクションIG。
キャラクターデザインに、あの「多重人格探偵サイコ」「魍魎戦記MADARA」の田島昭宇さんと石井克人さん。
面白くならない訳が無い最強の布陣。
個人的鉄板アニメパート。
オーレン・イシイがメインのはずなのに敵方がキャラ立ちすぎて、オーレン・イシイよりインパクトを残します。
あの前髪誰やねん。映画にも出てこいや。
プリティ・リキって名前とキャラが合ってねー!!!
このアニメをもっと長く観たいけど、それはもう別の映画になってしまう。ああ残念。
今ならサプライズ級?日本の俳優たち。
日本のシーンが多いので、当たり前といえば当たり前ですが、出てます。色んな方。
國村隼さんをはじめ、北村一輝さんとか、田中要次さんとか。極めつけは今をときめく高橋一生さん。
初見では國村さん意外どこに出とんねん。ってぐらいわかんねーっす。
でもよく見ると確かにいる。クレイジー88軍団にそれっぽい方々。
そうとうチョイ役ですが。
Vol2のエンドロールでやっと分かったレベルです。
それと比べると栗山千秋さんの扱いは別格
メーカー様へのお願い
うちの再生環境が悪いのか、単純に耳が悪いのか、はたまた頭が悪いのか
「劇中、突然日本語で話されても、さっぱり聞き取れません。」
この件に関しては他の映画でもアルアルなんですが、
今まで英語で話してたのにイキナリ日本語で話されると頭がついてこず、大抵何言ってんのか分かりません。
そして「日本語シーンなんで日本語字幕いらんでしょ。」と言わんばかりに
突然消えてなくなる字幕。
無理です。大抵ボソボソしゃべるのでマジで分かりませんです。
お願いだから、字幕つけてほしい。
そこだけ戻して音量上げるの面倒なので、「何があろうが全編字幕設置お願いします。」
まとめ
大人だったら、頭カラッポで楽しめるチャンバラアクション。
2時間超える映画ですが、ツッコミどころ満載でもダレずに話が進み、引きが強い内容では無いですが、
話の先が気になるといえば気になる不思議な映画です。
この映画はこんな方にオススメです。
- 映画で頭を使いたくない方
- グロいのに耐性がある方
- グダグダの日本語と間違った日本描写が楽しめる方
- 映画をツッコミながら見れる方
今回も、いい映画ごちそうさまでした!
日本版見るならDVDしか無いかも?US版もあるので、ご注意ください。