映画「ジョン・ウィック」男と男の決着は、いつの時代も拳（こぶし）⁉(ネタバレあり感想)

オススメ度　8.5/10 （１０点満点）

ストーリー

かつて裏社会にその名を響かせ、伝説となった殺し屋ジョン・ウィック。最愛の女性ヘレンと出会い、裏社会から引退を決意し平穏な日々を送っていた。そんなある日、ヘレンは病で亡くなってしまう。生きる希望を失ったジョン・ウィックのもとに、亡きヘレンから仔犬のプレゼントが届く。新しい希望を受け取ったジョン・ウィック。しかし、ひょんな事から愛車のマスタングを狙われ、仔犬も殺されてしまう。怒りに震えたジョン・ウィックは、復讐のために再び裏社会へ戻っていく…。

キャスト（役名）

キアヌ・リーヴス（ジョン・ウィック）、ウィレム・デフォー（マーカス）、ジョン・レグイザモ（オーレリオ）、イアン・マクシェーン（ウィンストン）、ミカエル・ニクヴィスト（ヴィゴ・タラソフ）、エイドリアンヌ・パリッキ（ミズ・パーキンズ）、ブリジット・モイナハン（ヘレン）

監督

チャド・スタエルスキ

良かったところ

・男心（厨二病？）くすぐる伝説設定。

伝説過ぎて若者には知られていないが、裏社会の大人から絶大な強さが語り継がれている描写がたまらないです。

ジョン・ウィックから車盗んだヴィゴの息子ヨセフ。その車をオーレリオのもとに持ってきますがジョンの車を知っていたオーレリオはヨセフをぶん殴ります。

息子を殴られたヴィゴがオーレリオに殴った理由を聞くと、ヴィゴは逆に息子ヨセフを責めます。

「あまりに強すぎるジョンの伝説のために、オーレリオおとがめなし！！」

そして、ヴィゴから息子に語られる「BARで鉛筆で三人殺された。」エピソード。

と思わざるを得ませんが、確かに強そうではあります。

そのほか、コンチネンタルホテルで絶大な人気誇るところや近所の警察官や、清掃屋のおじいさんとか

「ジョン・ウィックって、本当に殺し屋なのか？」ってぐらい、みんなに好かれてます。伝説なんで。

・裏社会独特の細かい設定がしびれます。

復讐のために、家の地下から昔の道具を取り出すジョン・ウィック。そこには銃と金貨が入ったトランクが。

その金貨が裏社会の通貨なのか、ひんぱんに受け渡しされますが

「一切説明がないので、どんな価値なのかわかりませんが、何やら高価らしい雰囲気があります。」

また、清掃屋さんに処理を頼むのも「ディナーを１２時に。」とかも良いですね。

殺し屋大集合のコンチネンタルホテル内では、殺しは厳禁。ルールや

ホテルの受付さんの対応など、細かいところまでしっかりと設定が入っているところが好感をもてます。

気になるところ

・ヴィゴの行動に一貫性が無いような気がする。

息子を殴ったオーレリオにジョンを恐れて何もしなかったけど、そのジョンに対して手下を送るものの

「送った手下が三人って、ジョンをなめてませんか？」

もちろんあっさり返り討ち。その後、懸賞金かけて殺し屋（ミズ・パーキンズやマーカス）に依頼します。が、

さらにその後「ヒヨコで狼を釣る。」とか言って、息子をエサにジョンをおびき寄せますが、その時の警護長らしき人。割と強くて、ジョンに傷を負わせます。しかし、

「手下よりこの人先に送った方が良かったんじゃねぇ？」

とか、いまいち何かがしたいのかよくわからない感じがしないでも無かったです。

・そんなヴィゴが、まあまあ強い件。

そんなヴィゴですが、最後ジョンとタイマンを張ります。

男と男の最後の戦いなんで、仕方ないですがｗｗｗ

そこそこいい勝負するので、「それまでにもっと良い立ち回りが出来たのでは？」と思わざるを得ません。

例えば、息子をエサにした際に遠距離から殺し屋が狙って、近接戦闘は警護長とヴィゴの二人がかりでジョンと戦うとか。

まあそれでもジョンが勝つとは思います。

「なんせタイトルがジョン・ウィックですから。」

まとめ

ジョン・ウィックは、こんな人におすすめです。

• アクションが好きな人。
• ガンアクションが好きな人。
• 格闘技が好きな人。
• 漫画のような展開が好きな人。
• キアヌ・リーヴスとウィレム・デフォーが好きな人。
• ２時間未満で映画を楽しみたい人。

色々ツッコもうと思えば出来ますが、素直に映像とアクションを楽しんだ方が気持ちよく見れる映画ですね。

個人的には大好きな映画の一つなので、まだ見てない方は見ても損しないと思います。

今回もいい映画、ごちそうさまでした！

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ジョン・ウィック(字幕版)