映画「マイ・インターン」クラシックなアタッシュケースがステキ（ネタバレあり感想)

オススメ度7/10（１０点満点）

感想

律儀なデ・ニーロ

ざっくりストーリーは会社を引退し妻を亡くしたデ・ニーロが
アン・ハサウェイ率いるIT通販会社にシニア・インターンに行く話

途中まで、あんまり語られなかったデ・ニーロの前職だったが、
同僚すら憧れる

クラシックなアタッシュケース（廃番）

から出てくる仕事道具のアレコレが年季と整理整頓感満載で
デ・ニーロがどんな人間なのか徐々に分からせる演出が素晴らしい

筆記用具とか卓上時計とかあるなかで、

カシオの電卓が出てきたの時には

涙もの

それを久しぶりの自分のデスクに
綺麗に律儀に置いていくデ・ニーロの姿に

痺れる憧れるです

もう少しゆっくり見せてくれても良さそうなもんです
まあ、スローに再生すればいいだけですが
それぐらい気になる仕事道具でした

そんなデ・ニーロなんでもちろん出勤スタイルはスーツ

それを整える家の家具がこれまたかっこいい

ってツッコミ必至のネクタイから、

まるで店じゃねぇ？

って感じのスーツとシャツが鎮座してる姿は圧巻

アイテムや家具でキャラの人柄を分からせる
この映画監督のセンスの良さがバリバリ光ります

対比するかのようなアン・ハサウェイのアットホームな家も素敵です

苦手なアン・ハサウェイがステキ

正直、アン・ハサウェイは苦手なんです
綺麗な方なのは重々承知ですが
あの眼のインパクトが強すぎて…（失礼）

今回とIT通販社長なのでギラギラしているものの、
仕事やりすぎてるので外部からCEO呼ぶ？って所からスタートなので、

弱ってる感じが調度いい（もっと失礼）

ファッションにはそこまで興味はありませんが、
アン・ハサウェイの衣装かコロコロ変わって、
色々かっこいいのでこれまた素敵です

あるシーンでは、
酒飲み過ぎでデ・ニーロに介抱される贅沢エピソードもあり、
割と強めのイケイケ（古）キャラじゃなかったのも良かったです

終盤はまとめすぎ？

ストーリーはたまたま採用したデ・ニーロの長年の経験で
新参通販会社が色んな方向でいい結果に進む
ハートウォーミング映画で素晴らしいんですけど、
唯一毒気を放つ

っていうのが、アン・ハサウェイの旦那様

ママ友に手を出して、
娘の友達の誕生会に仮病まで使って逢引してる
見た目に反して意外とクソ野郎（言い過ぎ）でしたが

俺だって辛かった、
出来れば許して欲しい的な感じでアン・ハサウェイに伝えたら、

何故かアン・ハサウェイも自分が悪かった的な話になって、
あっさり丸く収まる驚愕展開

日本だったら割と泥沼に発展しがちな話だと思うんですが…
アメリカは違うのか？

その後、会社の中でデ・ニーロを探すアン・ハサウェイが、
部下にどこにいった？と聞いたら有休取ったとの返答が

映画冒頭同様、
公園で太極拳をやってるデ・ニーロ

今？このタイミングで太極拳？

冒頭は休みの日のルーティンな感じじゃあなかったの？

有休の使い方ってこういう事？

日本人感覚が悪いと思いますが、
なかなか、

まとめ

何だかんだ言いながらも、やはり経験からくる発想も大事だし、
最新の知識も発想も大事だなぁと
予想に反して色々考えさせられる映画です

毎日の仕事に疲れてた時に観ると破壊力抜群なのでオススメ

また、人の仕事道具に興味がある方にも楽しめます

どうでもいい話ですが、
よく山の雑誌とかで持ち物地面にズラッと並んですのを観るのが好きなんで、
それにちょっと似た感覚を

デ・ニーロのデスクに感じて最高です（何フェチ？）

今日もいい映画、ごちそうさまでした！

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