感想
予告のネタバレがもったいない
凄腕ヒットマン「フラッド」が任務をこなしながらも
身体に不調をいだきながらのスタート。
身体を気にするタイプらしく、
マジメに医者に通ってるのがある意味スゴイ。
仲介役のツヴィからには
「たまには休んで恋人でも作れ」と言われて慰めてもらってますが、
仕事中たまたま救った女の子メイズから
アプローチを受けるも一度は電話番号のメモを捨てるフラッド。
しかし、気が変わって連絡をとり、どんどん彼女にのめり込んでいく。
人生も好転しつつあるところで、好事魔多しのごとく突然告げられる
「治療不可の難病」がフラッドを襲います。
裏稼業のフラッドはせっかく恋人になったメイズにせめて生命保険金だけでもと
自殺では保険金降りないので、
ツヴィに
自分を殺す最高の殺し屋をやとってくれ
と懇願するも拒否られます。
しかたなく、過去に因縁がある同業者にオファーし、
恋人と別れ、自らが望んだキラーズ・ゲーム開始を静かに待つフラッド。
おお、こっからがゲームの始まりか
なかなかシリアスで非常によろしい
そこで突然鳴り響く一本の電話。
「フラッドさん 申し訳ない 手違いがあって…
実は検体の取り違えがありまして、あなたは死にません」
大爆笑。
おいおいおい。傑作かよ
今までのシリアスな展開から
打って変わってのわちゃわちゃ展開が幕を開けます。
しかーし！
予告もあらすじも見ずに映画を観たため大爆笑でしたが
がーん。終わってから予告をみたら
「誤診」の所やってんじゃん！
ああ勿体ない。
まぁ誤診の話が無いとゲームが始まらないので仕方ないが、
予告の弊害を感じた一本となりました。
キャラクター紹介がすばらしい
上記の展開からぶっとんだ殺し〇たちがわんさか出てきます。
ご丁寧にキャラクター紹介つき。
そこの紹介の仕方がしびれます。
まるで格闘ゲームのキャラ説明のような感じが斬新です。
おおよそ殺しスキル紹介も兼ねてますが、
ああ、こういうヤリ方ね
と万人が見ても分かりやすいのが良かったです。
中々グロくてぶっ飛んでますが、
きっとお気に入りの〇し屋が見つかるはず。（物騒）
各キャラクターの名前の演出もクールです。
まあ、唯一パーティーガールの二人組は後に主人公を襲うとき
普通にマシンガンで戦って紹介演出が全く意味が無かった気がしますが…。
古い館にポールがあってもそれもどうかと思うので別にいいですが
アクションシーンが◎
フラッドのオープニングシーンも中々の見ごたえですが、
襲い掛かってくる殺〇屋相手のアクションも破壊力抜群。
って言うかいい意味で現実離れ感がきもちいい。
ほとんどアニメかゲームじゃね？
って感じの演出の連発で頭空っぽで楽しめます。
とにかくスタイリッシュ。監督のセンスを感じます。
リアリティを追求しない方個性が功を奏した印象。
これをゴリゴリのリアリティで
やられると相当画ずらがキツイ（笑）
イギリス兄弟のキレッキレの足技とか
ボタスの踊るような戦闘と総合格闘技の寝技の掛け合いとか
これを撮りたくてこの映画作ったんじゃないか
ってぐらいの力の入れようです。
アクションに力を入れすぎて、ストーリーは何のひねりもないので
安心してどっから観ても楽しめます。
中でも途中たまたま遭遇した神父がかわいそうでなりません。
まぁ最後に教会直してもらったみたいなので結果オーライですが。
序盤のネタバレ以外はシリアス感ゼロなんで、
これぐらいスカッとさっぱりしてるのが
この映画の売りじゃないかと思います。
今日もいい映画、ごちそうさまでした！
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